サルタリィ・ベンは、競走馬飼料・競走馬サプリメントを通して丈夫な馬づくりを応援しています。
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はじめに(サラブレッドの運動器病の本を出版)
競走馬の骨折は、走ることによって起こる宿命的な疾病であるとしても、
それを一頭でも少なくあるいは軽度な骨折にとどめる努力は競馬サークル人として当然のこと、
医療関係者やファンにとっても望んでいることである。

著者は、日本中央競馬会(JRA)に入会後、主に東京競馬場と中山競馬場で不幸にもレース事故で
予後不良となり、JRA競走馬総合研究所で病理解剖してきたウマ、約1,500頭強の膨大なデータを得、
その実態に直に触れ、事故の虚しさを感じてきた。

本書は、今後このような事故を未然に防ぐ手だてを探るために努力しようとする人々や研究に
携わろうとしている人々、そしてサラブレッドが走ることに関連して興味をもっている人達に
いささかなりとも参考資料として役立つことを願い書いてある。

持って生まれた競走馬の能力を余すことなく発揮させるためには、
健康で丈夫なウマであることが絶対条件である。能力はあっても病気がちであったなら、
十分なトレーニングに耐え得ることなく、特に重度の骨折の場合は命に関わることに成りかねない。
また、そのことによって長期の休養・治療を要し、経済的損失は大きなものとなる。

競走馬の骨折に関する調査・研究は、世界的には多くの研究者によってなされているが、
その主流は治療に関するものである。骨折の治療は大切なことではあるが、
骨折を発症しないようにするための努力もまた大切なことである。
著者は長年にわたり競走馬の病理学に携わってきた経験から、骨折を予防することの
困難さを十分認識はしているが、可能性はまだまだ有るものと信じている。

骨は、ウマの骨格をつくる中核であることから、心臓や肺、そして筋肉を鍛えても肝心の骨が
しっかりできあがっていないことには柱(屋台骨)がぐらついていることに等しい。

従って、しっかりした骨格を造りあげるためには、骨についての正確な知識を持つことである。
著者の周囲を見渡しても骨の大切さは知っているものの、骨に関する知識については
乏しいように見受けられる。
著者は、『ウマの骨』等とあまり良い意味で使われていないウマの骨について本書で十分知り、
しかも骨折の現実も知り、一頭でも骨折を含め運動器疾患馬の少なくなることを願って
浅学・非才をかえりみず発刊することにした。

この書は、スポーツ医学の観点から、走るためのトレーニングやレースへの出走によって発症する
運動器疾患を予防することを目的に
T〜V章の前編に骨を初め運動に重大な関連性を有する筋肉、腱、関節、蹄そして脳・神経系等の
構造と機能を主体に記述し、
W〜Z章の後編には骨折を初めとする運動器疾患や脳・神経疾患の定義、構造、原因等について、
[章には日本で生産されたウマが国際レベルのレースで活躍する競走馬の出現を期待して
サラブレッドの育成期と競走期における疾病との関連性やヒトとの違い等について、
最後の\章には丈夫で健康な運動器官をつくるための飼養管理を病理学的観点から記述した。


最近の日本の競走馬は、世界の高資質な種牡馬導入により、優秀な産駒の輩出やレースの
質的向上等がみられる。一方、サラブレッドは世界の財産・宝物であるとする認識から、
日本が競走馬の骨折を含め運動器疾患のために良血馬を絶やすことの無いよう努力すると同時に
日本で産出した良血馬を更に磨きをかけ、世界に還元していきたいものである。


兼子樹廣先生プロフィール
1939年 北海道上磯郡上磯町七重浜(函館市近郊)で出生。
1958年 北海道立函館西高等学校卒業。
1963年 帯広畜産大学獣医学科卒業。獣医師免許修得。1967年3月まで母校にて文部教官として奉職。同年4月日本中央競馬会に就職。
1982年 競走馬の運動器疾患の病理学に関する調査研究で東京大学において博士号を修得。球節病変の生前診断の継続的読影法を提案。
1983年〜
1999年
競走馬総合研究所病理学研究室長、企画調整室長(1993年)。宮崎育成牧場長(1996年)。生産育成対策部首席調査役(1998年)などを歴任し、定年退職(1999年)
この間、北里大学、岐阜大学、東京農工大学の非常勤講師、日本ウマ科学会常任理事等を歴任。

JRA総研 元病理研究室長・宮崎場長、BTC前参与
現在:
東京コミュニケーションアート専門学校 講師
帯広畜産大学 非常勤講師
日本ウマ科学会 Hippophile 編集委員長
日本獣医学会 評議員
日本獣医病理学専門家協会 評議員
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●BTCニュース記事紹介にあたりまして
コラーゲンと腱の関わりと重要性について詳しく掲載されているものです。皆様の丈夫な馬づくりのご参考になればと思い、インフォメーションにてご紹介しております。この記事は、財団法人 軽種馬育成調教センター(BTC)と著者の兼子樹廣様より掲載の許可をいただいています。無断で複製・転載は固くお断りいたします。