サルタリィ・ベンは、競走馬飼料・競走馬サプリメントを通して丈夫な馬づくりを応援しています。
競走馬飼料として多用されているゼラチン、コラーゲンとアミノ酸の補給を目的とした純品100%タイプゼラチンは、 予防医学の素材としても重要な物質です。
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第1章:健康な馬には『栄養と運動』が必要!!
第2章:競走馬・競技馬の運動器官の管理と飼養(栄養)管理を如何にすべきか?
第3章:馬の栄養管理について
第4章:馬の感覚器系の仕組みを知り予防医学と馬の習性や心理の一部を解き明かそうではありませんか?
第5章:蹄の仕組みと疾患・予防について=蹄のしくみを知ろう=

第5章:蹄の仕組みと疾患・予防について=蹄のしくみを知ろう=


*馬の蹄(ひづめ・てい hoof/foot)については、古くから多くの諺が残されていることからも理解されるように
大切な器官であることが窺われる。馬体の中で最もデリケートな運動器官でもあり、しかも馬体の進化の過程で1本指・
趾(ユビ・アシ)に単純化したがその構造と機能は複雑である。
この章では、馬にとって最も大切な蹄の形態や機能、部位の名称、疾患、装削蹄、蹄鉄等を知り元気で強くて丈夫な
馬づくり
に貢献しようではありませんか。

図:帯広バンエイ競馬場にて:大きな蹄鉄を付けたヒズメで第 1 障碍を軽々と超えていく馬達。

□ 第5章 □

(第1話)蹄の仕組みと疾患・予防について=蹄のしくみを知ろう=

(第1話)蹄の仕組みと疾患・予防について=蹄のしくみを知ろう=

1.蹄とは何なのさ?
1)馬の蹄と日本人
現在の若い人達は、馬のヒヅメ(蹄)と言えば地面に接する部分を形作っている蹄鉄(ていてつ)を思い出す人が多い。
その馬の蹄鉄は、硬い路面からヒヅメを守るための本来の役割よりも、飾り蹄鉄や魔除け、あるいは幸運のお守り用
としての蹄鉄のほうが良く知られています。蹄鉄を戸口にかけたり、車につけたりして悪魔避けに使っているのを
しばしば見かけるでしょう。
その図柄の馬蹄形は、いずれもネックレスやイヤリング、ペンダント等の装飾品を見ても前肢の蹄鉄が大半ですね。
何故なんでしょうか。本来の四肢の役割からして、後肢の蹄鉄が使われてもよさそうに想うのですが?
また、馬のヒズメの跡のような窪みが石に刻まれているのを馬蹄石(ばていせき)といいますが、静岡市安倍町の駒形神社
の御神体として、あるいは岡山県勝山町の観音の乗馬蹄石、久留米市の高良神社の神馬の足跡、大分県山香町の馬蹄石
などいずれも御来臨の神の馬がヒズメの跡を残したものとして信仰を集めているのをご存知でしょうか。
このように馬の蹄は、馬関係者のみならず古今東西・老若男女を問わず人間の生活には欠かす事のできない大切なものの
一つになっているように想われます。
馬のヒズメは、「蹄なくしてサラブレッド無し」などと言う格言もあるくらい速く走るために、あるいは重労働に耐える
ためには無くては成らないものなのです。我々はこの言葉を肝に銘じ、蹄のしくみを知り、強くて丈夫な馬づくりに
真剣に考えてみようではではありませんか?
先ずは蹄鉄の歴史から考えてみましょう!!

2)蹄鉄の歴史
@ 馬にとって蹄は重要な部分であるが、馬の世界では『蹄なくして馬なし』あるいは『一爪・蹄、二心・気性、三体・
  馬格、四血・血統、五生・生産地
』などと言われ、相馬学的に馬を評価する基準の最初が蹄になっています。
  また、『わらしの代りに爪に金をはめるなり』などと現在の蹄鉄と装削蹄の基本を言いあらわす言葉もあります。
  なお、蹄の大切さから、明治5年(1930年)には装蹄師法が、次いで獣医師法は遅れて明治7年に発布されています。
A 『馬わらじから蹄鉄』:
  馬の蹄を護(まもる)最も原始的な方法は蹄を焼くことであったが、ヨーロッパでは、紀元前にすでに鉄板や
  ヒポサンダルと呼ばれる鉄沓(てつぐつ)が使われ、11 世紀頃には一般に普及していました。
B 日本では、大宝元年の『大宝律令』の厩牧令(きゅうぼくりょう)には、蹄の裏を焼いて蹄質を硬くすることが
  決められていました。⇒江戸時代までは『馬わらじ』を馬に履かせていましたが、その『わらじ』はワラの他に糸や
  植物の茎、人間の頭髪などを編んで作ったものでした。
C その江戸時代には、出島で交易をしていたオランダ人が蹄鉄を初めて日本に紹介しましたが、一般には普及しな
  かったようです⇔日本在来馬は蹄が硬く丈夫で蹄鉄の必要性がなかったためなのでしょうか?
D 開国後、居留外国人達が遠乗りをするに当たり、『馬わらじ』では耐久性に乏しいため、蹄鉄を装着するように
  なり、⇒明治政府が西洋式の軍事技術を導入した際には、日本の軍馬にも蹄鉄を装着したことから、以後次第に
  蹄鉄が普及していくことになりました。

左図:下脚部の正中断面と部位名;指端は筋肉がなく、腱と骨そして四肢の先端を保護するために皮膚の角質化した蹄から
   なっています。(左右図は JRA 総研)
右図:蹄の組織と皮膚の組織構造は同じ;
   上段:通常の皮膚構造。
   中段:蹄壁構造は上段図で解るように皮膚表層の角質層が特別に厚くなった構造です。
   下段:蹄壁内層(角葉層・葉状層)の拡大像で皮膚の真皮に相当しています。

2.蹄鉄と蹄の仕組み:
@ 現在の競馬の世界では、競走蹄鉄と調教蹄鉄、さらに兼用蹄鉄があります。
A ウマの蹄は前肢で円形、後肢よりも大きい。それは大地をかき込む際に前肢が体重の約 60%を担ってているので、
  大きく円形で安定性が要求されるためなのです。後肢は先端がやや尖った卵形で、大地を蹴り上げる型になって
  います。
B 蹄壁(硬いヒヅメの外側)で蹄鉄を打ち付ける部位である蹄負面(テイフメン;蹄が地面に接地する部分)には、
  角細管(竹を横に切った断面に見られる点状の構造に似ている)という構造は、地面からの水分を吸収したり放出
  したりして、蹄の弾力性を一定に保つためのものを備えています。
C 高地の乾燥地帯のウマは、蹄底(ていてい;ヒヅメの底)の凹みが深くなり、蹄負面が狭くなり狭窄蹄(キョウサ
  クテイ)となり歩行に支障をきたすことになります。逆の低地の湿地帯での蹄は蹄底や蹄叉(テイサ)が地面で
  圧迫され、角細管から水分を多く吸って蹄が広がるいわゆる広蹄(ひろづめ)となってしまいます。
D 裂蹄(レッテイ)は、蹄壁部分が衝撃で裂けたものをいいますが、冬季に多く発症しますが、蹄の角細管が詰まり
  乾燥し過ぎると起こります。
E 蹄底の浅いウマ(平蹄;ヒラヅメ)は、蹄の障害が多い傾向にあります。
F 蹄を不潔にすると、細菌や尿で蹄叉(テイサ;ヒズメの底にある三角形をした部位)の角質が腐敗して、蹄叉腐爛
  (テイサフラン)という病気になります。
G 子馬の蹄の成長は環境によって変わるが、出生時はモチモチした餅蹄(ヘイテイ;子宮内の胎児が硬いヒズメで
  あったら胎盤を傷をつけてしまいますからね)と言う蹄をもっているが生後数日で消失し硬くなり、成長とともに
  前蹄は大きく丸く、後蹄は楕円形でやや小さめとなります。しかし放牧地の硬軟、乾湿などの影響をモロに受ける
  傾向にあります。
H 子馬の蹄の伸びは、平均1ヵ月で1cm、30日ごとに削蹄することが必要となる(成長盛りの子馬の削蹄はかなりの
  経験と技術がひつようです)。角度は出生時で 56 度、12 ヵ月齢で 52 度の傾斜になり体重も 350kg と大きく
  蹄負面の面積は生まれた時の 3 倍になります。

図:帯広バンエイ競馬場の展示室にて:蹄鉄は、蹄の保護といろんな用途によって使い分けのできるように各種の重種馬
  (含むバンエイ馬)の蹄鉄を示しています
が、上段にあるサラブレッド競走馬の蹄鉄と比較してみても2倍以上の大きさ
  なのは驚きですね。何故なんでしょうね。

1)馬の四肢の進化と蹄
@ 北アメリカのワイオミング地方の始新生地層から馬の化石が発見されたことから、馬は約 5,500 万年前に草原地帯で
  生活
していたことが明らかにされています。この化石が馬の先祖とされ、発見者のマ−シュ教授によって始新世の
  Eoceneと馬のことをギリシャ語で Hippus と呼ぶことから『曙の馬』という意味を含めてエオヒップス(Eohippus)と
  命名されている。
A この時代の馬は前肢の先端が4指、後肢の先端が3趾で、それぞれの先端にはヒズメをもっていました。体型は現在
  のキツネに良く似ていたと推察されています。その後序々に体は大きくなり、約 4,800 万年かけて1本の指端だけで
  地面につけて速く走り、しかもバネのような瞬発力をもつ動物になったと言われています。
B つまり、1本の長い指をもつ現在の馬は(エクウス・カバルス;イエウマ)最終的にその指のツメ、即ち蹄
  (ヒヅメ)で走るようになったわけです。自分を守るための武器をもたない馬は、子孫の保護と繁栄のために
  グル−プで生活をし、肉食動物から速く逃げることを身上に蹄を活用していることになります。
C 馬のヒズメは、「蹄なくしてサラブレッド無し」などと言う格言もあるくらい速く走るためには無くては成らないもの
  なのです。
D 襲ってくる肉食動物よりも1秒でも一歩でも速く走るためには単位時間当たりのピッチ(歩数)を増やし、しかも
  ストライド(歩幅)を伸ばすことが必須条件です。そこで、馬は速く走るために都合のよい体型に序々に改造・変化
  し、蹄も同じく進化することになったわけです。
E すなわち、5,500万年前のエオヒップスは、湿地帯のぬかるみで生活をしていたことから、四肢が地面に食い込んで
  いくのを防ぐために4本指であったが、その後地球の温暖化に伴い湿地帯が少なく地面が硬くなってきたため、
  多くの指をもつことが不必要となり、乾燥地で一本の第3指(なかゆび)だけで身体を支えるようになったのです。
  そのために指端にかかる負担が大きくなり、皮膚のままでは耐えきれなくなったことから″ツメ″の底、すなわち指底
  (蹄底)を発達させて現在のような完全な蹄に進化したことが考えられます。
F したがって、この馬の蹄(ヒヅメ)は、皮膚の一部が角質化して生まれたものなのです。一部の人のなかには、馬の
  蹄はあたかも人の下駄か靴のような感覚でいるようだが、決してそうではなく身体の一部である皮膚が硬くなった
  ものであることを再認識しておかなければなりません。

左図:奇蹄類の指の進化;体の進化とともに指の減少が起こり、A〜Eの順に蹄が進化し現在に至っています。A:原始型、
   B、C:移行型、D:サイやバクの型、E:現在の馬。なお下段には理解を容易にするために人間の指と対比して示して
   あります。(競走馬・蹄について 1989 JRA)
右図:サイとバクは、分類上は馬と同類の奇蹄目です。多摩動物園で撮影。
   左側:バクは前肢4本、後肢 3 本の指・趾を持っています。
   右側:サイは四肢に 3 本の指・趾を持っています。
*どちらも馬と同様に第三指・趾が最も大きく四肢の軸になっていることから奇蹄目に分類されています。

2)速く走るために必要な蹄
(1)脊椎動物のツメの種類
@ 脊椎動物のツメは、主に鉤爪(かぎづめ)、扁爪(ひらづめ)、および(てい)の3タイプからなっています。ただし、
  ツメの原型は、鉤爪なのです。
A ツメは、運動あるいは歩行の際に指の端である指端(したん)を保護し、指の末端にある骨(末節骨、別名蹄骨)を
  完全に包んだ箱型の蹄(いわゆる馬のヒズメ)と鉤爪(カギヅメ;ネコやイヌの爪)に発達しました。ただし、
  ヒトやサルのような歩行をする霊長類のツメは、指の端に極端な負担がかからないので扁爪(ヒラヅメ)の型と
  なっています。
B ウマの蹄は、ウシの角や毛と質的には同じもので、1 ページの図で示したように皮膚表層にある角質層と言う部分が
  特別に厚く発達したもの
なのです。

左図・中央図:マレーバク幼獣とヒズメ;多摩動物園で撮影。因みに幼獣の時期だけにある斑紋は熱帯林の陽射しの中で
       身を守るためのものなのです。
右図:哺乳類の歩様タイプとツメ;接地部分と踵(かかと)の位置(←)に注目。
   A:蹠行型は扁爪で人、ネズミ、熊の歩様、走るには不利だが安定性があります。
   B:趾行型は鉤爪で犬、猫の歩様、肉食動物の歩様、木に登るには好都合なツメです。
   C:蹄行型はヒヅメで、ウマの歩様、速く走るには都合が良いツメです。
   1.足根骨、2.中足骨、3.指・趾骨を示します。(競走馬・蹄について 1989 JRA)

(2)ツメの3タイプと歩行
@ 最も基本的な動物の歩き方は、扁爪と鉤爪の蹠行型(セキコウガタ)と言う歩行で、ヒト、ネズミ、クマなどの歩行が
  これに相当し、ウマでいえば飛節(足関節)から下、すべてを地面につけて歩くタイプである。走るには不利だが、
  接地面積が広く安定性が高いので後肢だけで立ち上がるのには有利である。
A 鉤爪の動物は、趾行型(シコウガタ)の歩行と言い、イヌ、ネコ等の肉食動物の歩様で、ウマでいえば球節から下を
  接地させて歩くタイプである。この爪は、走るにも、獲物を捕るにも、木に登るにも適している。
B 馬の蹄(ヒヅメ)は、蹄行型(テイコウガタ)歩行と言い、ウマが典型的で、より速く走るために獲得された進化の
  頂点を極めた歩行だとされ、ヒトでいうツマ先で走るタイプである。

(3)蹄の外壁の仕組み
@ 馬の蹄の外形は、速く走るための構造として最適な箱のような形をし、この外壁に相当する蹄壁を蹄鞘(テイショウ)
  あるいは蹄匣(テイコウ)といい、蹄壁(テイヘキ)と蹄底(テイテイ)および蹄叉(テイサ)の3つの部分と蹄真皮
  (テイシンピ)からなっています。
A 蹄匣・蹄壁の色:黒、茶、白あるいはまだら色等がありますが、皮膚の色と同じで、生産されるメラニン細胞の数や
  その質によって異なった色素になっているのです。したがって、蹄壁の色は、蹄と皮膚の境目にある(蹄冠部;
  テイカンブ)の皮膚と似通った色をしている
ことになります。
B 蹄の厚さ:蹄壁の平均的な厚さは、成馬の蹄では前面の蹄尖(テイセン)で約10oと最も厚く、蹄側(テイソク)、
  蹄踵(テイショウ)の厚さの比率は前肢の蹄で 4:3:2.5、後肢で 3:2.5:2 が正常な厚さです。
C 蹄の高さ:前肢で 3:2:1、後肢で 2:1.5:1、蹄尖から蹄踵に向かって次第に低くなっているのが正常です。
  蹄の硬さ:蹄尖部で最も硬く、蹄側部で中間、蹄踵部でやや柔らかくしなやかな感じがします。

蹄の名称と模式図:左側:蹄・蹄匣の外側面 右側:蹄の蹄底面。(競走馬臨床ハンドブック 1972 JRA 総研)

(4)蹄輪
@ ヒヅメの表面(蹄壁あるいは蹄匣(テイコウ)とも言う)をみると、木の年輪のように横に走る細い溝と粗い隆起を
  見るが、これを蹄輪(テイリン)と呼んでいます。
A この蹄輪は、季節的な自然環境の状態やいろんな栄養状態等に応じて肢への血の流れ(血液循環)に変化が生じ、
  その影響でヒヅメに横にはしる線状の輪ができるのです。
B 従って、この蹄輪の溝の深さや隆起の不整等の状態を不整蹄輪といいますが、不整蹄輪は過去の成長状態や飼育環境
  を推測する格好の指標となるわけです。
C 例えば、不整な蹄輪は、蹄の病気のみならず、栄養失調、肺炎、放牧環境の変化等でも起こるため、ウマを売買する
  家畜商(バクロウ)さん達は、最も注意して観察する部分の一つでもあります。

左図:蹄輪と蹄壁内・外面;蹄輪は木の年輪のような凹凸がみられます。蹄壁内面は葉状層と言い蹄骨と蹄壁を結合している
   部分で、蹄骨が入っていた部位です。
中央図:蹄底面と名称;(競走馬・蹄について 1989 JRA 競走馬診療所)
右図:蹄壁の構造模式図と名称;(競走馬・蹄について 1989 JRA 競走馬診療所)
  蹄壁は保護層と角葉層からなりますが、保護層には沢山の角細管という竹の篩管(ふるいかん)のような小さな管が
  上下に走っていて、水分を貯え蹄の乾燥を防いでいるのです。また、蹄骨との境界には蹄真皮層と言って、多くの血管や神経
  をもって蹄への栄養を司っている部位です。更に、後に述べる蹄機との関連で蹄軟骨を内外両側に持って蹄の弾力性や
  循環障害を防いでいます。

(5)蹄の知覚部
@ 蹄壁そのものは、感覚神経が走っていないため無痛なのですが、内面の蹄壁と蹄骨を結合している柔らかい肉質の
  部分(蹄真皮;テイシンピといいます)は、神経が走っているため知覚層とも言い、痛みを感じる部分です。また、
  この肉質の部分は、蹄壁を養うための血管を沢山もっていて、一生涯生長する角質(蹄壁の硬い部分)を造るところ
  でもあります。その構造は、2本の扇子を向かい合わせたように、扇子の山と谷を交互に組み合わせた形になって
  いて蹄匣(蹄壁)と蹄骨・第 3 指骨・趾骨が剥れないようにしっかりと結合されています
A その互いに組み合わさっている部分を葉状層(ヨウジョウソウ)あるいは角小葉(カクショウヨウ)または肉小葉
  (ニクショウヨウ)とも言い、その葉の数は、約 600 枚あるとされています。
B 蹄の底(蹄底)で、蹄の外壁から 8〜10 o程度内側に入ったところを蹄負面(テイフメン:蹄鉄を打ち付ける部分)と
  言いますが、ここは蹄負縁(テイフエン)、白線(ハクセン)、蹄底外層・外縁(テイテイガイソウ・ガイエン)の3層が
  含まれています。その中でも蹄底の周囲を一周する 2 o幅程度の黄白色の線がみえる部分は、無知覚部と知覚部とを
  結合・接合し比較的柔らかく弾性に富んでいて白線(ハクセン) あるいは白帯とも呼ばれるところです。従って、
  この白線より内側に釘を打ち込むと強い痛みを伴うことになります。装蹄師さんの作業でもっとも気を使う部位でも
  あります。

左図:蹄(蹄餅);(競走馬 蹄について 1989 JRA)
  左側:掌側面(蹄底側)から蹄底の餅蹄を見た写真です。
 中央側:その正中断面です。蹄餅を持って生まれる⇔子宮内で発育する胎仔が子宮内壁や胎盤に傷をつけることのないように
     モチモチ
した蹄餅となっているのです。この蹄餅は出生後、1週間以内に通常の蹄に変わってしまいます。
右図:装蹄師による装削蹄作業風景。





新刊書の紹介
兼子樹廣先生が心を込めて書き上げた【馬の予防医学書】が1月に発刊されました。
是非購読されて、『強くて健康な馬づくり』に役立て下さい!!

 なお、以下に申し込み方法と本の内容を掲載してありますので、ご参考にして下さい。



新書の紹介
わが国で最初に出版された日本人による【馬の予防医学に関する教科書】
馬の予防医学書=やさしい馬学講座=
発行者:自費出版(482頁) 価格:15,000円(送料・税別)
著者:兼子樹廣
監修者:山口大学佐々木直樹教授、全国公営競馬獣医師協会
物江貞雄名誉会長、日本学生馬術連盟山内英樹会長
アニマルベジティションカレッジ江里口裕子校長

本書の特徴
●総カラー刷りの貴重で豊富な写真や図表がふんだんに盛り込まれ、
 誰にでも分かり易く丁寧に解説している予防医学書です。
●馬専攻の専門学校生、乗馬・騎乗関係者、生産育成の牧場関係者、
 調教師や厩務員の競馬場関係者、馬獣医師専攻学生、馬専門獣医師等が
 馬の体の仕組みや疾患の予防を知り【健康で活躍する馬づくりを期待する者】
 を対象に分かり易く、見て読み易く、をモットーに書き下ろした教科書です。
●基礎となる馬医学を無理なく網羅されているため学び直しに最適で、しかも
 馬の身体の仕組みや疾病の全体像、加えて広範囲におよぶ馬学を体系的に把握・理解することが出来、概念から
 導き出せる【馬に関する仕組みと思考力】が身につき予防医学を実行することが出来ます。是非この教科書をお手元に
 置いて【丈夫な馬づくり】【国際的に通用する馬と人間づくり】にご活用下さい。

本書の内容・構成
第T章には、総論的に健康で優秀な馬づくりのために相馬学的な基本的事項を多くの図解をもとに網羅しました。
第U章には、各論的に馬体の仕組みと疾患・予防を知るために前編として運動器官を、後編には消化器、呼吸器、循環器、泌尿器、内分泌、感覚器、伝染病や感染病の日常の飼養管理を記述しました。
 なお、別冊として要約集を用意しています。

購入希望者:(申し込みは著者か監修者にお願い致します)
お名前;          お電話;         ご住所;                 
申し込み先:兼子樹廣     〒216-0014 川崎市宮前区菅生ケ丘18-4
Tel・Fax;044-975-4499E-mail;kaneko@r00.itscom.net
振込先(郵便振替払込取扱票):00290-2-76143
注)Tel・Fax やメールで申し込みが完了し、本が到着後、振り込みをお願い致します。




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